画廊若林’s blog

画廊若林は名古屋市東区葵にある画廊です。 展覧会やアート情報について紹介しています。

愛知県美術館「プーシキン美術館展- フランス絵画300年 」2013/4/26~2013

4/26(金)から始まった愛知芸術文化センター「プーシキン美術館展- フランス絵画300年」に行ってきました。

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■  公式サイト:http://pushkin2013.com/

地下鉄「栄」駅から、徒歩3分。

市バスや名鉄電車の駅からも徒歩2分ほどでとても便利な場所にあります。

 オアシス21から地下連絡通路、または二階連絡橋が直結しています。


会期は、2013年4月26日~2013年6月23日です。
※基本的に月曜日が休館日ですが、連休などで変動します。
 詳しくはHPでご確認ください。

今回の「プーシキン美術館展- フランス絵画300年」は、17世紀~20世紀前半のフランス絵画300年の歴史をたどる、約70点の名品が展示されています。

「フランス絵画」とあるので、フランスの美術館?

と思ってしまいそうですが、プーシキン美術館は、

ロシアの首都、モスクワの中心にある国立美術館です。

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1937年、詩人アレクサンドル・プーシキンの没後100年を記念して改称されたそうです。
旧称、国立モスクワ美術館。

今回の展覧会、会場に入ってすぐ、

「おお!」

と思わせてくれました。

 何度かこの愛知県美術館に、訪れたことのある方なら、余計にそう思うかもしれません。

普段は白一色の壁が、重厚感ある色彩で彩られ、迫力がありました。

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けっこう濃い色彩を使っているのに、展示されている作品は、なおさら引き立ち、より絵画の世界に入り込める感じがしました。

いつもと違う顔をした内装は、初めて訪れる異国の美術館のようで、新鮮でしたよ。

時代に沿って4章に分けられ、展示されています。

第1章 17-18世紀―古典主義、ロココ
第2章 19世紀前半―新古典主義ロマン主義、自然ス主義
第3章 19世紀後半―印象主義、ポスト印象主義
第4章 20世紀―フォーヴィスムキュビスム、エコールド・パリ

章によって、壁の色も分けられています!

この展覧会の目玉とも言える作品、ルノワール「ジャンヌ・サマリーの肖像」1877

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彼が印象派時代に手がけた肖像の中で、最高峰の傑作と言われています。
第3章のパートに展示。

ルノワールの他にも、モネ、ゴッホセザンヌピカソマティスゴーギャンまで!

17~20世紀の絵画表現の展開をたどるには、本国フランス、パリならルーブル、オルセー、ポンピドーの三つの美術館を回らなければならないそうです。

それが今回の展覧会では、一カ所で感じられる!
なんとも贅沢な展覧会ですね。

4/26~6/23の愛知県美術館の後は、
7/6~9/16:横浜美術館
9/28~12/8:神戸市立博物館を巡回するそうです。