怒涛のヨーロッパ滞在記②
皆様、いかがお過ごしでしょうか。遅くなりましたが、怒涛のヨーロッパ滞在記、第二回をお送りいたします!
10月13日、ロンドン滞在3日目。向かったのは、ナショナルギャラリーです。地下鉄charing cross駅を降りると、どこかのギャラリーに来たような壁画が出迎えてくれました。
トラファルガー広場にある美術館で、13世紀半ばから1900年までの作品約2,300点以上を所蔵しています。
特別な企画展以外は、こちらも入場料は無料。ゴッホの「ひまわり」、点描を確立させたジョルジュ・スーラの「アニエールの水浴」など、有名と言われる絵画が展示されていました。
実際に見た絵は、リトグラフなどとは違い、色を丁寧に塗ってある絵の具の後や、力強さ、繊細さなどが出ていて、本物の原画を見ることは勉強になるなと思いました。ただ、どの絵が誰が描いたということを調べながら見たり、ずっと立ちっぱなしですので、疲れましたね。。見ている人を疲れないようにする工夫が大切ですね。ギャラリーは、作家さんの個展の他にも、常に作品を設置していますので、来た方が、純粋に絵を楽しまれたり、画廊若林にまた来たいと思っていただけるようなギャラリー作りをしていきたいと思います。
書きかけの絵画もありました!
怒涛のヨーロッパ滞在記①
皆様、秋も深まり、本格的な食欲の秋、芸術の秋となりました!
いかがお過ごしでしょうか。
個人のfacebookでもお知らせしておりましたが、10月10日から26日までの17日間、自身初のヨーロッパに滞在しておりました!
更新が遅くなり、申し訳ないです。。
それでは今回から、勝手に怒涛のヨーロッパ滞在記をお送りいたします!!笑
お付き合いくださいませ^^
まずは、渡航のきっかけから、2日目まで。
今回の渡航のきっかけは、東京のとある画廊の副社長さんに、
「どうせ画廊やるなら、海外をきちんと見てきた方がいいよ。アートフェアとか。」の一言でした。
「はい。わかりました!」と即決定。
この時期に開催されるアートフェアがちょうどロンドンとパリで開かれていることを知り、ロンドン、パリへ渡航することにしました。
その他、世界的有名な美術館を回り、巨匠の絵を直接自分の目で見て感じること、ギャラリーを回り、海外ではどのように活動をされているかを見たりしました。
今回の第一目的であるアートフェアとは、世界中から選ばれた画廊が集まり、コンテンポラリーアートと言われる現代アート作品を披露、販売する場です。
今回は、FIACというところが主催するものでしたが、その他にもいくつかフェアがあるようで、ニューヨークや香港、バーゼル(スイス)など世界各国で行っているようです。
10月10日 午後13時半ごろロンドンヒースロー空港に到着。ホテル最寄り駅まで行き、早速、ロンドン駐在の先輩から聞いていた通り、地下鉄・バス用のICカードと、SIMフリーの携帯を購入!
これで一安心。(やはり、携帯が使えないのは、とても不便で不安です。)
まずは、大英博物館に行きました。
大英博物館とは、世界最大の博物館の一つと言われ、美術品など約15万点が常設で展示されており、入館無料の博物館。
とにかく広くて見応えありでした。
中は、ドームのようになっていました。
数年前に博物館内の庭に屋根を付けたそうで、下の写真がその屋根。
とにかくでかい。笑
中はとにかく広くて、各国の作品やお金、時計などのカテゴリごとに部屋が分かれていました。
大英博物館で、とくに印象的だったのは、一緒に行った友人も言っていましたが、戦争で使用された拳銃や爆弾の破片などを使用して作成された「tree of life」という作品です。
アフリカのブースにありました。
下は、世界各国の硬貨です。
お金のブースにありました。
こちらは、アンディ・ウォーホルの絵画です。
こんな見やすい絵画やお金の歴史などもあり、堅苦しくなく、楽しく勉強できました!
11日は、ストーンヘッジ、温泉で有名のヨーク、コッツウォルズを見学しました。
美しい街並みでした。(これは観光ですので、省きます。笑)
次回は、美術館、アートフェアなど報告します!
*ロンドンの街並み*
地下鉄
ロンドンでは、7日間乗り放題パスを買い、地下鉄に乗りまくりました。(少し覚えたくらい。笑)
「mind the gap」地下鉄構内のアナウンスで、よくこのフレーズを耳にします。
アメリカや日本の英語のアナウンスではないようですが、意味は、「ホームとの隙間に注意してください」です。お互いのギャップを理解し合うという意味で、他者理解という意味でも、この言葉は、使われるとも言われているようです。
国際陶磁器フェスティバル美濃14 @セラミックパークMINO
金木犀の心地よい香りがする季節になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
9月から画廊若林で働くことになりました、若林宏和です。
芸術分野のことを勉強してきたわけではないので、猛勉強中です!
よろしくお願いいたします!
先日、画廊若林では、陶磁器作家の桑原珠美展を行いました。
もっと陶磁器のことを知りたい!と思っていたら、岐阜県で陶磁器フェスティバルとやらが開催されているようでしたので、 9月24日に国際陶磁器フェスティバルを見に行ってきました!
国際陶磁器フェスティバル美濃14 @セラミックパークMINO
http://www.icfmino.com/icc/
このフェスティバルは、世界最大級の陶磁器の祭典と言われ、今年で開催から10周年を迎えます。
陶芸部門と陶磁器デザイン部門に分かれ、グランプリはじめ、入選作品が展示されています。
そもそも、『陶芸』、『陶磁器』の違いは何でしょうか?
『陶芸』とは、粘土を成形して高温で焼成することにより陶磁器などをつくる技術のことを言います。
『陶磁器』とは、土を練り固めて焼いたものの総称です。
セラミックの一種で、畿内より東では瀬戸物(せともの)と呼ばれ、中国、四国以西では唐津物(からつもの)とも呼ばれるそう。
焼き方や用途や生産地などから数多く分類されます。
ちなみに、陶器とは、陶磁器のうち、素地(きじ)に吸水性があり光沢のある釉(うわぐすり)を施したもののことだそうです。
なるほど!
まったく知りませんでした。笑
さて、会場となっているセラミックパークは、岐阜県多治見市に位置し、国道を少しそれていくと、山の奥地のようなところにあります。
フェスティバルの内容を簡単にご説明しますと、開催10周年ということで、過去のフェスティバルの振り返りがあり、その先に、今年の受賞作品が展示されていました。
海外からのアーティスト作品合わせて、計215作品の作品が展示されており、こんなに多くの陶磁器を見たのは初めてでしたので、休憩しながら楽しく拝見させて頂きました!
今回行って感じたことは、陶磁器って、ただの焼き物ではなーい!ということです。
陶磁器は、皿とか単に焼いたものでしょ!と見くびっていました。(本当に申し訳ありません。)
しかし!今回作品を拝見していると、いろんな素材感が出されていることに衝撃をうけました。
たとえば、紙のように柔らかい素材に見えるものや、茶道で使う茶巾のように、ほつれた糸まで再現されているものがありました。
楽しい!!
面白い!
触れたい!(だめです。近づくと係りの兄さんに睨まれますね。)
前述したように、私は陶磁器の材質に大変感動したのです。
他にも、貝殻のようなザッラザラのものや、ザルのようなちっさな穴が無数にあいているものなどがあり、見ていて楽しくてひたすら「へぇ~!スゲー!」の連続でしたね。
陶芸とは、陶磁器を作る技術のことですが、焼き方、色(釉薬(ゆうやく)を使用して色を変化させるのだそうです。)、土の質、などを駆使して、見ているものを驚かせ、楽しませてくれる陶磁器をもっと知りたくなりました。
ということで、今年個展をさせて頂いた、瀬戸在住の桑原さんと11月に瀬戸市の窯へ見学に行ってくる計画があるので、ますます楽しみになりました!
乞うご期待ください!