あいちトリエンナーレ2010 ‐ 長者町会場
地下鉄伏見駅から北東へ徒歩5分。
繊維問屋が並ぶ長者町通を中心として、いろいろな建物が展示会場となっています。
ビルの壁に描かれていたり、民家を使っていたり、卸問屋の別館を借りていたりと細かく会場が分かれているので、すべて見ようと思うと結構大変です。
今は暑いので体力的にも。。。
長者町会場は絵画よりも、空間を使ったインスタレーションや映像の作品が多いです。
チケットの提示が必要な会場と要らないところとあります。
愛知芸術文化センターの展示に比べると、街の中にあるので今回のテーマでもある「都市の祝祭 Arts and Cities」のイメージにより近いように思いました。
いくつか回った会場をご紹介します。
‐エルメ長者町‐
デジタルカメラによる長時間露出とコマ撮りアニメの手法を融合し、空中にペンライトの光でアニメーションを描くクリエイティブユニット、「トーチカ」の作品が展示されています。
覗き穴から見るアニメーションは実写と光のアニメを上手く組み合わせていて面白かったです。
‐吉田商事㈱‐
ナタリヤ・リボヴィッチ&藤田央による物語付きのイラストとその物語のウサギのキャラクターが展示されています。
床にはダンボールが敷かれていて、その会場を訪れた人の落書きで埋め尽くされていました。
この愛知での展示の後、ドイツでこの落書きダンボールも展示する予定だそうです。
‐スターネットジャパンビル‐
壁一面を覆い尽くした蝶の写真。
図鑑から切り抜かれた無数の植物や蝶のインスタレーションで知られる渡辺英司氏によるインスタレーションです。
切り抜いた図鑑も展示されています。
‐長者町繊維卸会館‐
現地で採取した泥や土を使用して描かれた壁画。
日常にある身の回りの素材を用いながら、絵画やドローイングを制作している淺井裕介氏の作品です。
窓に描かれた絵を部屋の外から見ると、光が漏れて影絵のようで綺麗でした。
長者町会場は思ったより広範囲に会場が点在しているので、この暑い時期は途中休憩をはさみながら回るのをお勧めします。
幸いこの近辺にはカフェや飲食店がいろいろあるので、そちらも一緒に楽しむのも良いと思いますよ。
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