あいちトリエンナーレ2010 ‐ 愛知芸術文化センター
3年に一度の国際芸術祭、「あいちトリエンナーレ2010」に行ってきました
第一回となる今回は、「都市の祝祭 Arts and Cities」をテーマに、国内外130組以上のアーティスト・団体が参加し、現代美術、ダンスや演劇等のパフォーミング・アーツやオペラなどの世界最先端の現代アートが愛知県に集結しています
名古屋市の栄を中心に複数の会場や街の中にも作品が展示されています。
今回は多くの作品を展示しているメイン会場の「愛知芸術文化センター」に行きました。
10階の愛知県美術館に入るとすぐに目に入る鮮やかな水玉模様の花のオブジェ。
草間彌生さんの作品。
独特の存在感があります。
会場の中は絵画や彫刻の他に映像やインスタレーションも展示されています。
特に印象に残ったものを何点かご紹介すると、
蔡 國強(ツァイ・グオチャン)の巨大な和紙を使った「火薬絵画」。
中国福建省生まれで現在はニューヨーク在住のアーティストです。
壁に飾られた絵画は巨大でまるで壁画のようで迫力がありました。
同じ会場内で、名古屋芸術大学での作品の制作過程を映像で流しているのも、とても興味深かったです。
張 洹(ジャン・ホァン)の牛皮で覆われた巨人のオブジェ、<Hero No.2>。
上海とニューヨークに在住の彼は巨大なぬいぐるみのようなオブジェのインスタレーションを展開しています。
圧倒する迫力の巨大なオブジェのインスタレーションは、一見の価値ありです!
三沢厚彦 + 豊嶋秀樹の動物彫刻とインスタレーション。
白クマのみ撮影可。
等身大の動物彫刻で知られる三沢厚彦さんと豊嶋さんの空間構成を組み合わせた迷路のようなインスタレーションが面白かったです。
三沢さんの彫刻は動物の表情や仕種が独特でユーモラスで魅力的です。
ハンス・オプ・デ・ビークの記憶とその空間が交錯する映像<Staging Silence>。
ベルギー生まれ、ブリュッセルにて活動。
モノクロームの水彩画、白い立体作品からアニメーションの映像作品まで、さまざまな素材と技術を用いて、鑑賞者に不思議な体験を促す作家です。
さまざまな素材や小道具が置かれていくごとに空間や景色が作られていき、その発想は新鮮でとてもユーモラスです。
松井紫朗の巨大なヘチマのようなバルーン作品
京都在住。
メビウスの輪やクラインの壷のように、空間の内/外の境界を超えていくようなダイナミックなインスタレーション作品を国内外で発表。
10階の庭園内に展示されたこの作品は、建物の内側と外側を行き来する体験ができます。
こんな感じに
中は空気が循環しているので思ったより涼しくて快適でしたw
愛知芸術文化センターでは、現代美術の展示の他にもパフォーミングアーツやオペラなどのあいちトリエンナーレの為の公演があります。
日によってプログラムが違い、やっていない日もあるので、興味のある方は確認の上お出掛けください。
(別途料金が必要なものが多いです。)
あいちトリエンナーレ2010は10/31まで開催しています。
各会場ごとのスタンプ制です。
会場ごとに日を変えて入場が可能なので、今回行けなかったところには日を改めて訪れたいと思います。^^
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