画廊若林’s blog

画廊若林は名古屋市東区葵にある画廊です。 展覧会やアート情報について紹介しています。

メナード美術館「所蔵企画展 夏 - サマー de ミュージアム」2011/6/28~9/4

小牧市にあるメナード美術館の「夏 - サマー de ミュージアム」に行ってきました。

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■ 公式サイト:http://museum.menard.co.jp/

今回も友人と車で行きましたが、公共交通機関を利用される場合は、名鉄バスセンターまたは栄(オアシス21)から出ている「桃花台」行きバスで「小牧市民病院北」下車、徒歩3分が一番便利そうです。
(電車だと最寄り駅からちょっと遠く、結局バスに乗り換えなくてはいけないです。。)
詳しくは、公式サイトのアクセスからどうぞ。

会期は、2011年6月28日~9月4日です。
※基本的に月曜日が休館日ですが、詳しくはHPでご確認してください。


今回の「夏 - サマー de ミュージアム」では、所蔵作品の中から「夏」を感じる作品約70点が展示されています。
■ 展示作品の明細はこちらでご覧下さい。
http://museum.menard.co.jp/exhibition/ex1104/list.pdf

会場に入ってすぐの部屋にはマリノ・マリーニ(1901-1980 現代イタリアの彫刻家)の彫刻作品≪馬と騎手(街の守護神)≫が部屋のど真ん中に配置されていて目を引きます。
木の素朴な温かさを感じるこの木彫作品が個人的に大好きですw

同じ室内には洋画家の大沼映夫氏、島田章三氏のガラスの器が三点。
顔がモチーフになっていてユニークでした。


次の展示室は〈夏景色〉をテーマになっています。

麦わら帽子や花火、海などの夏を感じさせる絵画が展示されています。

国やモチーフ、作風は違えど、夏。
それぞれの作家の目で捉えられた夏の一片を見られるのは興味深く、とても面白かったです。


次の展示室は〈夏の花と生きもの〉をモチーフとされた作品が展示されています。
所々に陶器などの工芸作品もありますよ。

熊谷守一(1880-1977 岐阜県出身の画家)の草花、果物のシンプルだけど味わい深い絵にとても心惹かれました。
線と平面的なペイントで表現された植物の絵はとても愛らしく、小さな生に向けられた画家の優しい眼差しやいとしさを感じられるように思いました。


次の展示室のテーマは〈涼―青の世界〉。
涼しげな青の絵画が夏の暑さを忘れさせてくれます。

東山魁夷(1908-1999 昭和を代表する日本画家)の≪雲立つ峰≫が自然の静かで雄大なエネルギーが伝わってくるようで印象深かったです。


最後の展示室は〈西洋絵画名作展〉

メナード美術館が所蔵するゴッホピカソなど近代西洋美術を代表する作家のコレクションの中から選りすぐられた作品が展示されています。
さすがに豪華です。すごく贅沢な展示室w

個人差はあるかと思いますが、私は一時間弱の時間でまわることができました。

この展覧会に関連してワークショップやギャラリーコンサートなどもいろいろ開催されるそうです。
詳しくはこちら
http://museum.menard.co.jp/exhibition/event/ev2011/ev1104.html

参加してアートな夏を体験するのも楽しいと思いますよ。