メナード美術館「コレクション名作展」 2010/9/16~12/23
小牧市にあるメナード美術館の「コレクション名作展」に行ってきました。

■公式サイト:http://museum.menard.co.jp/
今回は友人と車で行きましたが、公共交通機関を利用される場合は、名鉄バスセンターまたは栄(オアシス21)から出ている「桃花台」行きバスで「小牧市民病院北」下車、徒歩3分が一番便利そうです。
電車だと最寄り駅からちょっと遠く、結局バスに乗り換えなくてはいけないので。。。
会期は、2010年9月16日~12月23日です。
※基本的に月曜日が休館日のようですが、詳しくはHPでご確認してください。
1987年にメナード化粧品創業者の野々川夫妻が中心に収集したコレクションを基盤として愛知県小牧市に開館されたのが、このメナード美術館です。
セザンヌやゴッホ、ピカソなど近代西洋美術を代表する作家の作品や、日本画、日本洋画、彫刻、工芸と、1400点あまりに及ぶコレクションを所蔵しています。
今回の「メナード美術館コレクション名作展」では、そのコレクションの中から選ばれた93点の作品が展示されています。
■ 展示作品の明細はこちらでご覧下さい。
会場に入ると彫刻作品が展示されていて、中でも部屋のど真ん中に配置された騎馬像が名を引きます。
≪馬と騎手(街の守護神)≫
マリノ・マリーニ(1901-1980 現代イタリアの彫刻家)の作品。
マリーニがライフワークとして追求し続けたテーマが「馬と騎手」です。
両腕を広げ、天を仰ぎ見る騎手と首を真っすぐに前に突き出した馬。
木彫の大きな作品で迫力があります。
個人的に木の素朴な温かさを感じる木彫作品が大好きで、入っていきなり足が止まってしまい、しばらく動けませんでした
作品の表面に刻まれた模様やペイントが素敵です。
同じ室内には≪考える人≫で有名なロダンの作品もありました。
≪バルザック像(最終習作)≫
オーギュスト・ロダン(1840-1917 フランスの彫刻家)のブロンズ作品です。
フランスの文豪バルザックの記念像を正装ではなく、部屋着のガウンを羽織って深夜に構想を練る姿を表現し、制作したそうです
。
依頼主は怒っちゃって返品してきたそうですが。。。
後に評価されて、現在は3mサイズのバルザック像をパリで見ることができるそうです。
彫刻の部屋を抜けると〈西洋絵画〉の展示室になっています。
ゴッホにピカソ、ルノワール、シャガールなど著名な画家の作品が20点ほど展示されてます。
エゴン・シーレとルネ・マグリットの作品は今回が初公開だそうです。
≪緑の袖の子ども(アントン・ペシュカ・ジュニア)≫
エゴン・シーレ(1890-1918 オーストリアの画家)の最愛の妹の息子を描いた作品。
女性や自画像の作品が多いシーレの子どもを描いた作品を初めて見ました。
あどけない表情やが愛らしいです。
ぷくぷくした子どもの手もシーレが描くとこうなるのかと興味深かったです。
≪星座≫
ルネ・マグリット(1898-1967 ベルギーの画家)の油絵。
シュルレアリスムを代表する画家の作品だけに、木と大きな葉が並んだ不思議な構図が印象的です。
この作品は今年購入したばかりだそうです。
メナード、儲かってるんですね~。
私が気に入った作品は
≪静物=ローソク・パレットと牡牛の頭≫
パブロ・ピカソ(1881-1973 スペインの画家)の作品。
色の配色が素敵でしばらく見入ってしまい、帰りにはポストカードまで買ってしまった
でも当たり前ですが、実物のほうが色がもっと素敵です。
展示室は〈日本画〉、〈日本洋画‐戦前〉、〈日本洋画‐戦後〉と続きます。
所々に工芸作品も展示されています。
日本洋画も戦前と戦後では色合いやモチーフも随分違うなと感じ、面白かったです。
ちょうど行ったその日にメナード美術館にも作品が展示されている島田章三氏のトークサロンがあったようです。
時間に間に合わず、行けませんでしたが。。。
残念。。。
こうしたトークサロンは来月にも行われるようです。
個人差はあるかと思いますが、私は一時間程の時間でまわることができました。
かなり見ごたえのあるコレクション名作展でした。
ちょっと駅などの交通の便はよくないかもしれませんが、車で行かれるならわかりやすい場所にあるので、ドライブがてら訪れてみるのも良いと思います。
お手間でなければ、ポチっとお願いします。

■公式サイト:http://museum.menard.co.jp/
今回は友人と車で行きましたが、公共交通機関を利用される場合は、名鉄バスセンターまたは栄(オアシス21)から出ている「桃花台」行きバスで「小牧市民病院北」下車、徒歩3分が一番便利そうです。
電車だと最寄り駅からちょっと遠く、結局バスに乗り換えなくてはいけないので。。。

会期は、2010年9月16日~12月23日です。
※基本的に月曜日が休館日のようですが、詳しくはHPでご確認してください。
1987年にメナード化粧品創業者の野々川夫妻が中心に収集したコレクションを基盤として愛知県小牧市に開館されたのが、このメナード美術館です。
セザンヌやゴッホ、ピカソなど近代西洋美術を代表する作家の作品や、日本画、日本洋画、彫刻、工芸と、1400点あまりに及ぶコレクションを所蔵しています。
今回の「メナード美術館コレクション名作展」では、そのコレクションの中から選ばれた93点の作品が展示されています。
■ 展示作品の明細はこちらでご覧下さい。
会場に入ると彫刻作品が展示されていて、中でも部屋のど真ん中に配置された騎馬像が名を引きます。
≪馬と騎手(街の守護神)≫
マリノ・マリーニ(1901-1980 現代イタリアの彫刻家)の作品。
マリーニがライフワークとして追求し続けたテーマが「馬と騎手」です。
両腕を広げ、天を仰ぎ見る騎手と首を真っすぐに前に突き出した馬。
木彫の大きな作品で迫力があります。
個人的に木の素朴な温かさを感じる木彫作品が大好きで、入っていきなり足が止まってしまい、しばらく動けませんでした

作品の表面に刻まれた模様やペイントが素敵です。
同じ室内には≪考える人≫で有名なロダンの作品もありました。
≪バルザック像(最終習作)≫
オーギュスト・ロダン(1840-1917 フランスの彫刻家)のブロンズ作品です。
フランスの文豪バルザックの記念像を正装ではなく、部屋着のガウンを羽織って深夜に構想を練る姿を表現し、制作したそうです
。
依頼主は怒っちゃって返品してきたそうですが。。。

後に評価されて、現在は3mサイズのバルザック像をパリで見ることができるそうです。
彫刻の部屋を抜けると〈西洋絵画〉の展示室になっています。
ゴッホにピカソ、ルノワール、シャガールなど著名な画家の作品が20点ほど展示されてます。
エゴン・シーレとルネ・マグリットの作品は今回が初公開だそうです。
≪緑の袖の子ども(アントン・ペシュカ・ジュニア)≫
エゴン・シーレ(1890-1918 オーストリアの画家)の最愛の妹の息子を描いた作品。
女性や自画像の作品が多いシーレの子どもを描いた作品を初めて見ました。
あどけない表情やが愛らしいです。
ぷくぷくした子どもの手もシーレが描くとこうなるのかと興味深かったです。
≪星座≫
ルネ・マグリット(1898-1967 ベルギーの画家)の油絵。
シュルレアリスムを代表する画家の作品だけに、木と大きな葉が並んだ不思議な構図が印象的です。
この作品は今年購入したばかりだそうです。
メナード、儲かってるんですね~。
私が気に入った作品は
≪静物=ローソク・パレットと牡牛の頭≫
パブロ・ピカソ(1881-1973 スペインの画家)の作品。
色の配色が素敵でしばらく見入ってしまい、帰りにはポストカードまで買ってしまった

でも当たり前ですが、実物のほうが色がもっと素敵です。
展示室は〈日本画〉、〈日本洋画‐戦前〉、〈日本洋画‐戦後〉と続きます。
所々に工芸作品も展示されています。
日本洋画も戦前と戦後では色合いやモチーフも随分違うなと感じ、面白かったです。
ちょうど行ったその日にメナード美術館にも作品が展示されている島田章三氏のトークサロンがあったようです。
時間に間に合わず、行けませんでしたが。。。

残念。。。
こうしたトークサロンは来月にも行われるようです。
個人差はあるかと思いますが、私は一時間程の時間でまわることができました。
かなり見ごたえのあるコレクション名作展でした。
ちょっと駅などの交通の便はよくないかもしれませんが、車で行かれるならわかりやすい場所にあるので、ドライブがてら訪れてみるのも良いと思います。
お手間でなければ、ポチっとお願いします。
